エルニド
エルニド2026年完全ガイド:旅行前に知っておくべきこと
フィリピン・パラワン島の北端に位置するエルニドは、東南アジアで最も美しいビーチリゾートの一つとして知られています。石灰岩の断崖、エメラルドグリーンのラグーン、手つかずの白砂ビーチ——まるで絵葉書から飛び出してきたような景色が広がります。私は2025年に3週間滞在し、その後も何度か訪れていますが、毎回新しい発見があります。
正直に言うと、エルニドは「秘境」ではなくなりました。特にハイシーズンの12月〜3月は観光客で賑わいます。しかし、それでもなお、ここでしか体験できない絶景があります。ビッグラグーンでカヤックを漕ぎ、透き通った水面から魚の群れを眺める瞬間は、何度経験しても息を呑みます。
エルニドの魅力と注意点
エルニドが向いている人:
- アイランドホッピングやシュノーケリングが好きな方
- 自然の中でゆっくり過ごしたい方
- フォトジェニックな景色を求める方
- ある程度の不便さを許容できる方
エルニドが向いていない人:
- 高級リゾートのサービスを期待する方
- 安定したWi-Fiや電気が必須の方
- 虫や暑さが苦手な方
- 日本のような清潔さを求める方
インフラは年々改善されていますが、それでも停電は珍しくありませんし、道路は舗装されていない場所も多いです。これを「冒険」と捉えられる方には最高の旅先ですが、快適さを最優先する方にはボラカイやセブの方が合うかもしれません。
エリア別ガイド:どこに泊まるべきか
エルニドには大きく分けて5つの滞在エリアがあります。それぞれ特徴が異なるので、旅のスタイルに合わせて選んでください。
エルニドタウン(El Nido Town)
メインの港と繁華街があるエリアです。アイランドホッピングツアーのほとんどはここから出発するため、アクセスの便利さは抜群。レストラン、バー、ツアー会社、両替所、ATMなど、必要なものはすべて徒歩圏内にあります。
宿泊費の目安:ゲストハウス 約2,500〜4,000円/泊(800〜1,300ペソ)、中級ホテル 約6,000〜12,000円/泊(2,000〜4,000ペソ)
メリット:便利、選択肢が豊富、夜も賑やか
デメリット:混雑している、ビーチは泳ぐには向かない、騒がしい場所も
タウンビーチは景色は良いものの、ボートの往来が多く、遊泳には適していません。泳ぎたい方は他のエリアか、ツアーで訪れるビーチを利用することになります。
コロンコロン(Corong-Corong)
タウンから南に約2kmの場所にある静かなエリアです。トライシクルで約10分、運賃は50〜100ペソ(約150〜300円)。ビーチはタウンより落ち着いており、夕日が美しいことで知られています。
宿泊費の目安:中級ホテル 約5,000〜10,000円/泊(1,600〜3,300ペソ)、高級リゾート 約15,000〜30,000円/泊(5,000〜10,000ペソ)
メリット:静か、夕日が美しい、ビーチで泳げる
デメリット:タウンへの移動が必要、夜の選択肢が少ない
ビーチ沿いにはおしゃれなレストランやバーもあり、リラックスした雰囲気を求める方におすすめです。ただし、満潮時はビーチがかなり狭くなることがあります。
ラスカバナス(Las Cabanas)
タウンから約4km南、美しいビーチとジップラインで有名なエリアです。夕日を見ながらのディナーが人気で、ビーチ沿いにはレストランやバーが並んでいます。
宿泊費の目安:中級ホテル 約6,000〜15,000円/泊(2,000〜5,000ペソ)
メリット:美しいビーチ、夕日スポット、ジップライン
デメリット:タウンから遠い、観光客向けで価格が高め
ジップライン(往復約1,500円/500ペソ)は夕日の時間帯が特に人気です。予約は不要ですが、混雑時は30分〜1時間待つこともあります。
リオビーチ(Lio Beach)
エルニドで最も整備されたリゾートエリアです。大手デベロッパーが開発しており、道路は舗装され、電気も安定しています。高級リゾートからブティックホテルまで、質の高い宿泊施設が揃っています。
宿泊費の目安:高級リゾート 約25,000〜60,000円/泊(8,000〜20,000ペソ)
メリット:インフラが整っている、サービス品質が高い、静か
デメリット:価格が高い、タウンから離れている(トライシクルで約20分)、ローカル感がない
日本からの団体ツアーが利用することも多いエリアです。空港からのシャトルバスも運行されており、快適さを優先する方にはおすすめです。
ナクパンエリア(Nacpan Area)
ナクパンビーチ周辺は、エルニドで最もローカルな雰囲気が残るエリアです。タウンから約20km、トライシクルで約40分〜1時間かかります(片道約500〜700ペソ/約1,500〜2,100円)。
宿泊費の目安:シンプルなコテージ 約2,000〜5,000円/泊(650〜1,600ペソ)
メリット:美しい4kmのビーチ、観光客が少ない、静か
デメリット:アクセスが悪い、設備がシンプル、ツアー参加には早起きが必要
「何もしない贅沢」を楽しみたい方には最高の場所です。ただし、Wi-Fiは不安定で、停電も頻繁です。デジタルデトックスには最適ですが、仕事や連絡が必要な方には向きません。
ベストシーズン:いつ行くべきか
エルニドの気候は大きく分けて乾季と雨季に分かれます。どちらの時期もメリット・デメリットがあるので、優先したいことに合わせて選んでください。
乾季(12月〜5月)
12月〜2月:ベストシーズンです。晴天が続き、海も穏やかでアイランドホッピングに最適。ただし、最も混雑する時期でもあります。年末年始は宿泊費が2〜3倍になることも。ツアーも満員になりやすいので、2〜3日前には予約しておきましょう。気温は28〜32度程度で、日本の真夏より過ごしやすいです。
3月〜5月:引き続き好天が続きますが、4月以降は徐々に暑くなります。特に5月は気温が35度を超えることも。観光客は減り始め、価格も落ち着いてきます。ゴールデンウィーク前後は日本人観光客が増える傾向があります。
雨季(6月〜11月)
6月〜8月:雨が増えますが、一日中降り続けることは稀です。多くの場合、午後にスコールがあり、1〜2時間で止みます。海が荒れることもあり、ツアーがキャンセルになる可能性があります。宿泊費は30〜50%安くなることが多いです。
9月〜11月:台風シーズンです。直撃は稀ですが、影響を受けることはあります。特に10月は注意が必要です。フライトやフェリーの欠航も起こりえるため、余裕を持ったスケジュールを。ただし、晴れた日の海は透明度が高く、観光客も少ないため、リスクを取れる方には穴場の時期です。
避けるべき時期
年末年始(12月24日〜1月5日頃):宿泊費が高騰し、どこも混雑します。予約も数ヶ月前から埋まり始めます。特に大晦日前後は、人気のツアーやレストランは予約必須です。
中国旧正月(1月下旬〜2月上旬、年によって異なる):中国、台湾、香港からの観光客が急増します。人気スポットは非常に混雑します。
聖週間(イースター前後、3月〜4月):フィリピン国内からの観光客で賑わいます。この時期は国内便やフェリーも混雑するため、移動手段の確保に注意が必要です。
モデルコース:3日間〜7日間の過ごし方
エルニドの定番はアイランドホッピングツアーです。Tour A、B、C、Dの4種類があり、それぞれ訪れる島や見どころが異なります。全部回るには最低4日間が必要ですが、時間が限られている場合の優先順位もお伝えします。
3日間の場合(最短プラン)
1日目:到着日
空港からエルニドタウンまでは約1時間(バン移動)。到着後はタウン散策とツアーの予約を。夕方にはコロンコロンで夕日を見るのがおすすめ。
夕食はTrattoria Altrove(イタリアン、ピザ約500〜700ペソ/約1,500〜2,100円)か、Happiness Beach Bar(フィリピン料理、メイン約300〜500ペソ/約900〜1,500円)へ。
2日目:Tour A
エルニドで最も人気のツアー。ビッグラグーン、スモールラグーン、シークレットラグーン、志水島を巡ります。出発は通常9:00頃、帰港は16:00〜17:00頃。
ツアー料金は約1,200〜1,500ペソ(約3,600〜4,500円)。これに昼食、カヤックレンタル(ビッグラグーン:約200ペソ/約600円)、各島の入場料(合計約200〜400ペソ)が別途かかります。
私のアドバイス:午前中は混雑するため、可能であれば逆回りのツアーを選ぶか、プライベートボートを手配するのがおすすめ。プライベートボートは6〜8人で約8,000〜12,000ペソ(約24,000〜36,000円)程度。人数で割れば意外と高くありません。
3日目:Tour C + 出発
午前中にTour Cに参加。マティンロック神殿やシークレットビーチを訪れます。Tour Aより遠出しますが、観光客が少なめで落ち着いています。午後のフライトに間に合うよう、早めに切り上げるオプションを確認しておきましょう。
5日間の場合(おすすめプラン)
1日目:到着・タウン散策
午後到着の場合、タウンを散策。ツアー会社を2〜3軒回って価格を比較し、翌日以降のツアーを予約。夕方はラスカバナスでジップライン(約500ペソ/約1,500円)と夕日を楽しむ。
2日目:Tour A(ラグーン巡り)
上記の通り。帰港後はマッサージ(約400〜600ペソ/約1,200〜1,800円、1時間)でリラックス。夕食はMidtown Bakeryで焼きたてパンとコーヒー、またはArt Cafe(多国籍料理、メイン約400〜600ペソ)へ。
3日目:Tour C(マティンロック方面)
Tour Aより遠出するため、8:30頃出発、17:00〜18:00頃帰港。マティンロック神殿でのシュノーケリングは魚影が濃くておすすめ。ヘリコプターアイランドの景色も必見です。
4日目:ナクパンビーチ
ツアーを離れてナクパンビーチへ。トライシクルをチャーター(往復約1,000〜1,500ペソ/約3,000〜4,500円、待ち時間含む)するか、バイクをレンタル(1日約500〜700ペソ/約1,500〜2,100円)して自力で向かいます。
ナクパンビーチには簡易レストランやビーチバーがあり、グリルシーフードや冷たいビールを楽しめます。入場料は約50ペソ(約150円)。ビーチチェアは約100〜200ペソ。4kmのビーチを散歩するだけでも2〜3時間はかかります。
5日目:自由時間 + 出発
朝はカフェでゆっくり過ごし、お土産探し。El Nido Boutique & Art Cafeではローカルアーティストの作品やハンドメイド雑貨が買えます。空港へのバンは出発の3時間前には予約を。
7日間の場合(のんびりプラン)
上記5日間に加えて:
追加:Tour B
洞窟やスネークアイランドを訪れるツアー。Tour A・Cより観光客が少なく、のんびりした雰囲気。スネークアイランドのサンドバーは干潮時のみ現れます。
追加:Tour D
カドラオラグーンや素朴なビーチを巡るツアー。最も観光客が少なく、静かに過ごしたい方向け。シュノーケリングスポットも穴場が多いです。
追加:ダイビング
エルニドはダイビングスポットとしても有名です。体験ダイビング(約3,500〜4,500ペソ/約10,500〜13,500円)やファンダイブ(約2,500〜3,500ペソ/約7,500〜10,500円、2本)が楽しめます。日本語ガイドは基本的にいませんが、ブリーフィングは丁寧に行われます。
食事ガイド:おすすめレストランとカフェ
エルニドの食事は、フィリピン料理から各国料理まで幅広い選択肢があります。価格は観光地価格ですが、それでもマニラやセブの高級店よりはリーズナブルです。
ローカル食堂・屋台(予算:200〜400ペソ/約600〜1,200円)
Skyline Restaurant
タウンの丘の上にある地元民に人気の食堂。フィリピン料理のビュッフェスタイルで、好きなおかずを選んで注文。シニガン(酸っぱいスープ)やアドボ(肉の煮込み)など定番が揃っています。景色も良く、コスパ最高。
Bulalo Point
ブラロ(牛骨スープ)の専門店。濃厚なスープと柔らかい肉が絶品。一人前約250〜350ペソ(約750〜1,050円)でお腹いっぱいになります。ローカルな雰囲気で、観光客は少なめ。
タウンの屋台街
夕方からタウン中心部に屋台が並びます。グリルチキン、ポークBBQ、焼き魚など。1串約30〜50ペソ(約90〜150円)で、ビール片手につまむには最高です。衛生面が気になる方は、火が通っているものを選んでください。
中級レストラン(予算:400〜800ペソ/約1,200〜2,400円)
Trattoria Altrove
イタリア人オーナーが経営する本格イタリアン。薄焼きピザ(約450〜650ペソ)とパスタ(約400〜600ペソ)がおすすめ。予約不要ですが、ピーク時(19:00〜21:00)は混雑します。エアコン席あり。クレジットカード可(Visa/Mastercard、JCBは要確認)。
Happiness Beach Bar
コロンコロンビーチ沿いのカジュアルなレストラン。フィリピン料理と各国料理のミックス。シーフードグリルプレート(約500〜700ペソ)が人気。夕日を見ながらの食事は最高です。Wi-Fiあり。
Art Cafe
タウン中心部の定番カフェ&レストラン。朝食からディナーまで、メニューが豊富。スムージーボウル(約250〜350ペソ)、バーガー(約350〜450ペソ)、フィリピン料理(約300〜500ペソ)など。Wi-Fi強い。エアコンなし。
Cadlao Resort Restaurant
海沿いの静かなレストラン。シーフード料理が美味しく、グリルプラウン(約600〜800ペソ)やガーリッククラブ(時価)がおすすめ。予約推奨。
高級レストラン(予算:1,000〜2,000ペソ/約3,000〜6,000円)
Maremegmeg Beach Club
ラスカバナス近くのビーチクラブ。プール利用料込みで食事ができる(最低消費額あり:約1,000ペソ)。料理の質も高く、特にシーフードパスタとカクテルが美味。インスタ映えする空間です。
Lio Beach のレストラン群
リオビーチエリアにはAyala系列の高級レストランがいくつかあります。サービス品質は日本人にも満足できるレベル。クレジットカード利用可。JCBは場所によって対応が異なるため、事前確認をおすすめします。
カフェ(コーヒー・スイーツ)
Midtown Bakery
焼きたてパンとペストリーが自慢の人気店。クロワッサン(約80ペソ)、シナモンロール(約100ペソ)が絶品。コーヒーは約120〜180ペソ。朝食セット(約250〜350ペソ)もあり。朝7:00からオープン、早起きのツアー前にぴったり。
Habibi Cafe
中東風のカフェで、フムスやファラフェル、シャワルマが食べられます。ベジタリアンメニューも豊富。スムージー(約180〜250ペソ)も美味。エアコンあり、Wi-Fi強い。ノマドワーカーにも人気。
Sava Beach Bar
コロンコロンビーチのカフェバー。昼はコーヒー、夜はカクテル。アサイーボウル(約280ペソ)やフレッシュジュース(約150〜200ペソ)が人気。ビーチを眺めながらのんびりできます。
エルニドで食べるべきフィリピン料理
せっかくフィリピンに来たなら、ローカルフードを試してください。エルニドはシーフードが特に新鮮で美味しいです。
必食メニュー
キニラウ(Kinilaw)
フィリピン版セビーチェ。新鮮な生魚を酢、ココナッツミルク、唐辛子、玉ねぎでマリネしたもの。ツアーのランチで出ることも多いです。酸味と辛味のバランスが絶妙。日本人の口に合う料理の筆頭です。約150〜300ペソ。
グリルドフィッシュ/シーフード
タンギギ(スパニッシュマッカレル)、ラプラプ(ハタ)、イカ、エビなどを炭火でシンプルに焼いたもの。新鮮な素材の味が際立ちます。ビーチの屋台やレストランで。約200〜500ペソ(魚のサイズによる)。
シシグ(Sisig)
豚の顔肉や耳を細かく刻み、玉ねぎ、唐辛子と炒めた料理。熱々の鉄板で提供され、生卵を落として混ぜて食べます。ビールのお供に最高。約180〜280ペソ。
アドボ(Adobo)
フィリピンの国民食。鶏肉または豚肉を醤油、酢、ニンニク、月桂樹の葉で煮込んだもの。店によって味が異なるので、食べ比べも楽しい。約150〜250ペソ。
シニガン(Sinigang)
タマリンドの酸味が特徴のスープ。豚肉、エビ、魚などのバリエーションがあります。野菜もたっぷりで、暑い日でも食欲が出ます。約200〜350ペソ。
デザート
ハロハロ(Halo-Halo)
かき氷にあずき、ゼリー、ナタデココ、アイスクリーム、ウベ(紫芋)アイスなどをトッピングした定番デザート。暑い昼下がりにぴったり。約100〜180ペソ。
レチェフラン(Leche Flan)
フィリピン風プリン。日本のプリンより甘く、カラメルが濃厚。約80〜150ペソ。
トゥロン(Turon)
バナナと茶色い砂糖を春巻きの皮で包んで揚げたおやつ。屋台で売られていて、約20〜40ペソ。
エルニドの裏技:ローカルが教えるヒント
3週間滞在して分かった、ガイドブックに載っていない実践的なアドバイスをまとめます。
ツアーについて
オンライン予約より現地予約が安い
Klookやオンラインエージェントは便利ですが、現地のツアー会社で直接予約すると20〜30%安いことが多いです。タウンには無数のツアー会社があり、価格は交渉可能。2〜3軒回って比較しましょう。
午前のラグーンは避ける
Tour Aのビッグラグーンとスモールラグーンは、午前9:30〜11:00頃が最も混雑します。逆回りのツアーを選ぶか、プライベートボートで自分のペースで回ると、静かなラグーンを楽しめます。
プライベートボートは思ったより高くない
6〜8人でシェアすれば一人約1,500〜2,000ペソ(約4,500〜6,000円)程度。通常のツアー(約1,200〜1,500ペソ)+カヤック代+諸費用とあまり変わりません。時間やルートを自由に決められるメリットは大きいです。
お金について
現金を多めに持参する
ATMは数台しかなく、ハイシーズンは現金がなくなることもあります。また、手数料が高い(1回約250ペソ/約750円)。マニラやセブで十分な現金を引き出しておきましょう。
クレジットカードは高級店のみ
ほとんどの店は現金のみ。Visa/Mastercardは一部のホテルやレストランで使えますが、手数料(3〜5%)を上乗せされることも。JCBはリオビーチの一部高級店で使える場合がありますが、基本的には現金が必要と考えてください。
両替はタウンで
空港や大都市よりレートが悪いですが、それでもホテルよりは良いです。米ドルか日本円を持参し、必要に応じて両替を。1万円で約3,300〜3,500ペソ程度(2026年3月時点の目安)。
環境保護について
エコフィー(Eco Development Fee)
エルニド滞在者は全員、エコフィー(約200ペソ/約600円、10日間有効)を支払う必要があります。タウンのオフィスまたはツアー会社で支払い、レシートを保管してください。ツアー参加時やビーチ入場時に提示を求められることがあります。
リーフセーフ日焼け止め
サンゴ礁保護のため、オキシベンゾンやオクチノキサートを含む日焼け止めは使用禁止です。現地でリーフセーフ製品を購入できますが、種類が限られるため、日本から持参することをおすすめします。資生堂「アネッサ」の一部製品や、バジャーなどが対応しています。
プラスチック削減
エルニドでは使い捨てプラスチックの削減に取り組んでいます。リユーザブルウォーターボトルを持参し、ホテルやレストランで給水してもらいましょう。多くの場所で無料で対応してくれます。
その他のヒント
虫対策は必須
蚊とサンドフライ(ヌカカ)が多いです。特に夕方のビーチは要注意。虫除けスプレー(DEET配合)を日本から持参しましょう。刺されたらカラミンローションやアンチヒスタミンクリームを。現地の薬局でも購入できます。
サンダルではなくウォーターシューズ
ツアーでは岩場や珊瑚の上を歩くことが多いです。ビーチサンダルだと怪我をしやすいので、マリンシューズやウォーターシューズを持参してください。現地でも購入できますが、サイズが限られます。
早起きの価値
朝5:30〜6:00に起きて、タウンビーチや近くの丘から日の出を見てください。人も少なく、写真も綺麗に撮れます。その後、空いている間に朝食を済ませ、ツアーに参加する流れがベスト。
交通・通信:アクセスと現地での移動
エルニドへのアクセス
飛行機(おすすめ)
マニラからエルニド空港(Lio Airport)へは、AirSwift社が1日数便を運航。所要時間は約1時間15分。航空券は往復約15,000〜25,000円(約5,000〜8,000ペソ)、ハイシーズンは約30,000〜40,000円になることも。
空港からタウンまではバンで約20〜30分。空港でシャトルバス(約350ペソ/約1,050円)を手配するか、ホテルの送迎を利用。リオビーチ滞在なら徒歩圏内です。
プエルトプリンセサ経由
マニラからプエルトプリンセサ(Puerto Princesa)へはセブパシフィックやフィリピン航空が多数運航。航空券は往復約5,000〜15,000円と安価。プエルトプリンセサからエルニドまではバン(約450〜600ペソ、約5〜6時間)で移動。
長時間のバン移動は疲れますが、道中の景色は美しく、途中休憩でローカル食堂に立ち寄れるのも魅力。時間に余裕がある方におすすめです。
現地での移動
トライシクル
エルニドのメイン交通手段。バイクにサイドカーを付けた乗り物で、1〜3人乗り。タウン内は約50〜100ペソ(約150〜300円)、コロンコロンまで約100〜150ペソ、ラスカバナスまで約150〜200ペソが相場。
交渉制なので、乗る前に必ず料金を確認してください。夜間や雨天は割増になることも。複数人なら料金は基本的に乗り物単位(人数で割る)です。
バイクレンタル
自由に動きたい方にはバイク(スクーター)レンタルがおすすめ。1日約500〜700ペソ(約1,500〜2,100円)、ヘルメット付き。免許証(国際免許または日本の免許)が必要です。
道は舗装されていない場所も多く、雨後は泥だらけになることも。運転に慣れていない方は注意が必要です。特にナクパン方面の道は未舗装区間があります。
徒歩
タウン内は十分歩けます。端から端まで15〜20分程度。ただし日中は暑いので、帽子と水分補給を忘れずに。
通信環境
SIMカード
GlobeまたはSmartのSIMカードを購入し、データプランを追加するのがおすすめ。タウンにはいくつかの携帯ショップがあり、SIMカード自体は無料〜約50ペソ(約150円)、データ7日間3GBで約200ペソ(約600円)程度。
パスポートの提示が必要です。購入時に設定も行ってもらえます。日本語対応はありませんが、英語で問題なく手続きできます。
Wi-Fi
ホテルやカフェにはWi-Fiがありますが、速度は不安定です。特にハイシーズンの夜は混雑して遅くなりがち。ビデオ通話やリモートワークには厳しい環境です。リオビーチの高級ホテルでは比較的安定しています。
オフラインマップ
事前にGoogle MapsまたはMaps.meでエルニドエリアのオフラインマップをダウンロードしておきましょう。電波が届かない場所でも位置確認ができて便利です。
便利なアプリ
Grab
東南アジアの配車アプリ。残念ながらエルニドでは使えませんが、マニラやプエルトプリンセサでの移動には必須です。
Google翻訳
英語が通じない場面で活躍。タガログ語(フィリピン語)のオフライン辞書もダウンロードしておくと安心。
まとめ:エルニドは誰のための旅先か
エルニドは、東南アジアで最も美しい自然景観の一つを持つ場所です。ビッグラグーンのエメラルドグリーンの水面、セブンコマンドスビーチの白砂、ナクパンビーチの静けさ——これらは本当に言葉を失うほど美しいです。
一方で、インフラは発展途上で、サービスも日本の水準には及びません。停電、遅延、計画通りにいかないこと——これらを「旅の一部」として楽しめる心の余裕が必要です。
エルニドを強くおすすめする人:
- 自然美に感動したい方
- アイランドホッピングやシュノーケリングが好きな方
- ある程度の不便さを許容できる冒険心のある方
- フォトジェニックな旅を求める方
- フィリピン料理やローカル文化に興味がある方
他の旅先をおすすめする人:
- 安定したインフラと高いサービス品質を求める方 → ボラカイやセブ
- ダイビングがメインの目的の方 → モアルボアルやアポ島
- 都会的なリゾート体験を求める方 → バリ島やプーケット
私個人の意見では、エルニドは「一生に一度は行くべき場所」リストに入ります。特にスモールラグーンを朝一番で訪れた時の静寂と美しさは、忘れられない体験でした。不便さを差し引いても、あの景色を見る価値はあります。
3〜5日間の滞在で主要なスポットは回れますが、可能であれば1週間ほど取って、のんびりとした時間の流れに身を委ねてみてください。きっと、帰りたくなくなるはずです。
良い旅を。エルニドで素晴らしい時間を過ごされることを願っています。