広島
広島2026:旅行前に知っておくべきこと
広島は、世界で初めて原子爆弾が投下された都市として知られていますが、現代の広島は平和と復興の象徴として、国内外から多くの観光客を迎える魅力的な都市へと生まれ変わりました。瀬戸内海に面した温暖な気候、独自の食文化、そして歴史と現代が調和した街並みは、国内旅行の目的地として非常に高い人気を誇っています。
広島観光の中心となるのは、やはり広島平和記念公園です。園内には原爆ドームをはじめ、広島平和記念資料館、原爆死没者慰霊碑など、平和への願いを込めた施設が点在しています。しかし広島の魅力はそれだけではありません。広島城や縮景園といった歴史的名所、お好み焼きや牡蠣などのグルメ、そして宮島への玄関口としての役割も担っています。
2026年の広島は、観光インフラがさらに充実しています。広島駅周辺の再開発が進み、新しい商業施設やホテルが続々とオープン。路面電車のネットワークも拡充され、市内観光がより便利になりました。また、広島空港から市内へのアクセスも改善され、国内各地からの訪問がしやすくなっています。JCBカードはもちろん、各種電子マネーやQRコード決済も広く普及しており、支払いに困ることはほとんどありません。
旅行の計画を立てる際には、平和記念公園周辺と宮島観光を組み合わせるのが定番です。広島市内だけでも見どころは豊富ですが、せっかくなら2泊以上の日程を確保し、ゆっくりと街の魅力を堪能することをおすすめします。
広島のエリアガイド:宿泊先選び
広島市内の宿泊エリアは大きく分けて4つあります。それぞれの特徴を理解して、旅のスタイルに合った場所を選びましょう。
広島駅周辺エリア
新幹線や在来線でのアクセスを重視するなら、広島駅周辺がベストチョイスです。駅ビル「ekie」には飲食店やお土産店が充実しており、到着後すぐに広島グルメを楽しめます。近年の再開発により、ビジネスホテルからシティホテルまで選択肢が豊富になりました。
このエリアの最大のメリットは交通の利便性です。路面電車、バス、JR各線への乗り換えがスムーズで、宮島方面への観光も容易です。早朝や深夜の移動が必要な場合も安心できます。ただし、平和記念公園へは路面電車で約15分かかるため、公園周辺をメインに観光したい場合は少し不便に感じるかもしれません。
価格帯はビジネスホテルで1泊6,000円前後から、シティホテルで12,000円前後からが目安です。週末や連休は早めの予約をおすすめします。
紙屋町・八丁堀エリア
広島の中心繁華街である紙屋町・八丁堀エリアは、観光とショッピングを両立したい方に最適です。本通り商店街をはじめとするショッピングストリート、百貨店、飲食店が集中しており、夜遅くまで街歩きを楽しめます。
平和記念公園へは徒歩でもアクセス可能な距離にあり、原爆ドームまでは紙屋町から徒歩約10分です。路面電車の主要な停留所も近く、市内各所への移動も便利。広島駅からは路面電車で約10分と、交通の便も良好です。
このエリアにはビジネスホテルからラグジュアリーホテルまで幅広い選択肢があります。繁華街の中心部だけに夜間の騒音が気になる場合もありますが、ホテルの上層階を指定すれば比較的静かに過ごせます。価格帯はビジネスホテルで7,000円前後から、シティホテルで15,000円前後からです。
平和記念公園周辺エリア
平和学習を目的とした旅行や、じっくりと平和記念公園を巡りたい方には、公園周辺の宿泊がおすすめです。早朝の静かな公園を散策したり、夜にライトアップされた原爆ドームを眺めたりと、宿泊者ならではの体験ができます。
おりづるタワーからの眺望も近く、広島平和記念資料館への再訪も気軽にできます。このエリアには落ち着いた雰囲気のホテルが多く、静かな環境で過ごしたい方に向いています。
一方で、夜間の飲食店の選択肢は繁華街に比べると限られます。また、ホテルの数自体も他エリアより少ないため、繁忙期は早めの予約が必要です。価格帯はシティホテルで10,000円前後からです。
流川・薬研堀エリア
広島の夜を満喫したいなら、流川・薬研堀エリアが最適です。中四国地方最大の歓楽街として知られ、居酒屋、バー、クラブ、カラオケ店などが軒を連ねています。広島名物のお好み焼き店も多く、食べ比べを楽しむのにぴったりです。
八丁堀エリアに隣接しているため、日中の観光にも便利です。ただし、深夜まで賑やかな場所なので、静かな環境を好む方や小さなお子様連れには不向きかもしれません。このエリアにはリーズナブルなビジネスホテルやカプセルホテルが多く、一人旅や友人同士の旅行に人気があります。価格帯は5,000円前後からと比較的お手頃です。
宿泊先選びのポイント
広島市内はコンパクトで、路面電車のネットワークが発達しているため、どのエリアに宿泊しても観光には困りません。重視するポイントで選ぶのがおすすめです。
- 交通アクセス重視:広島駅周辺
- 観光とショッピングのバランス:紙屋町・八丁堀
- 平和記念公園をじっくり:平和記念公園周辺
- 夜の街を楽しみたい:流川・薬研堀
また、宮島観光を予定している場合は、宮島口周辺に1泊するプランも検討してみてください。宮島の早朝散策や夕暮れの厳島神社を楽しめます。広島市内とは異なる旅情を味わえるでしょう。
広島旅行のベストシーズン
広島は瀬戸内海式気候に属し、年間を通じて温暖で降水量が少ない穏やかな気候が特徴です。四季それぞれに魅力があり、どの季節に訪れても楽しめますが、目的に応じたベストシーズンを知っておくと、より充実した旅になります。
春(3月下旬〜5月)
広島の桜の見頃は例年3月下旬から4月上旬です。広島平和記念公園では約300本のソメイヨシノが咲き誇り、元安川沿いの桜並木は圧巻の美しさです。広島城周辺や縮景園も桜の名所として知られています。
気温は15〜20度前後と過ごしやすく、街歩きに最適な季節です。ゴールデンウィークは観光客で混雑しますが、5月中旬以降は比較的落ち着きます。この時期は宮島のシャクナゲも見頃を迎えます。
夏(6月〜8月)
梅雨明け後の7月から8月は暑さが厳しくなりますが、この時期ならではのイベントがあります。8月6日の「平和記念式典」は広島にとって特別な日であり、世界中から平和を祈る人々が訪れます。夜には元安川で灯籠流しが行われ、幻想的な光景が広がります。
夏場の観光は熱中症対策が必須です。日中の屋外観光は控えめにし、広島平和記念資料館や広島県立美術館など、冷房の効いた施設での観光を組み合わせるのがおすすめです。
秋(9月〜11月)
秋は広島観光のベストシーズンといえます。9月は残暑がありますが、10月以降は気温が落ち着き、快適な観光が楽しめます。紅葉の見頃は11月中旬から下旬で、縮景園のライトアップは特に人気があります。
紅葉谷公園は宮島の紅葉スポットとして有名で、この時期は多くの観光客で賑わいます。また、秋は牡蠣のシーズン到来でもあり、広島グルメを存分に楽しめる季節です。
冬(12月〜2月)
冬の広島は比較的温暖で、雪が積もることはほとんどありません。観光客が少なめで、ゆっくりと観光を楽しめるのがメリットです。牡蠣のシーズンは冬がピークで、ぷりぷりの牡蠣を堪能できます。
年末年始は広島護国神社への初詣で賑わいます。寒さ対策は必要ですが、防寒着があれば問題なく観光できます。この時期の宮島は静寂に包まれ、厳かな雰囲気を味わえます。
広島モデルコース:2日〜5日
2日間コース:広島初心者向け定番プラン
1日目:平和記念公園と市内観光
午前中は広島平和記念公園をじっくり巡りましょう。まずは原爆ドームを見学し、原爆死没者慰霊碑で献花。平和の灯、原爆の子の像を巡り、広島平和記念資料館で歴史を学びます。所要時間は2〜3時間が目安ですが、資料館をしっかり見学するなら半日は確保したいところです。
昼食はお好み村で広島風お好み焼きを。複数の店舗が入っているので、好みの店を選べます。午後はおりづるタワーで展望を楽しんだ後、広島城へ。城内の博物館で広島の歴史を学び、天守閣からの眺望を堪能します。
夕方は本通り商店街でショッピング。夕食は流川エリアで広島の海の幸を楽しみましょう。
2日目:宮島日帰り観光
朝一番でJR山陽本線またはJR宮島口行きの路面電車で宮島口へ。フェリーで約10分、宮島に到着です。厳島神社の参拝、大鳥居の見学、表参道商店街での食べ歩きを楽しみます。時間があれば弥山登山もおすすめです。午後遅くに広島市内に戻り、お土産の購入や最後の市内観光を。
3日間コース:広島を深く知る
1日目:平和記念公園を徹底的に
2日間コースの1日目をさらに充実させます。広島平和記念資料館は午前中にじっくり見学。国立広島原爆死没者追悼平和祈念館、爆心地、平和記念公園レストハウスも訪れ、より深く歴史を学びます。
午後は縮景園で日本庭園の美しさを堪能。隣接する広島県立美術館も併せて訪問できます。夕方はひろしま美術館でフランス印象派のコレクションを鑑賞するのもおすすめです。
2日目:宮島観光
終日宮島観光に充てます。早朝に渡島し、人の少ない時間帯の厳島神社を参拝。大鳥居周辺を散策した後、弥山へロープウェイで向かいます。山頂からの瀬戸内海の眺望は絶景です。下山後は表参道でもみじ饅頭や穴子飯を楽しみ、夕方のフェリーで広島へ戻ります。
3日目:広島市内の穴場スポット
午前中は不動院を訪問。国宝の金堂は広島市内で唯一、原爆の被害を免れた貴重な建築物です。その後、三瀧寺へ。静かな山寺で心を落ち着けます。
午後はマツダミュージアムで自動車製造の見学ツアーに参加(要事前予約)。広島を代表する企業の歴史と技術に触れられます。最後に広島駅周辺でお土産を購入し、帰路につきます。
4〜5日間コース:広島と周辺を満喫
1〜3日目:上記3日間コースを実施
4日目:尾道・しまなみ海道
広島から山陽本線で約1時間半、坂の街・尾道へ。千光寺公園からの眺望、猫の細道、レトロな商店街を散策します。サイクリングが得意なら、しまなみ海道の一部を自転車で渡るのも爽快です。因島や生口島の自然と瀬戸内の多島美を楽しめます。
5日目:呉・海軍の歴史
広島から呉線で約30分、海軍の街・呉へ。大和ミュージアムで戦艦大和の歴史を学び、隣接する海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)で実物の潜水艦に乗船体験ができます。呉の屋台街で海軍カレーを味わい、広島に戻ります。
コースのカスタマイズポイント
- 歴史好き:広島城、不動院に時間を割く
- アート好き:ひろしま美術館、広島県立美術館をじっくり
- グルメ重視:お好み村での食べ比べ、牡蠣専門店巡り
- 自然派:紅葉谷公園、三瀧寺でリフレッシュ
- 産業観光:マツダミュージアムは必見
広島グルメガイド
広島は独自の食文化が発達した美食の街です。お好み焼き、牡蠣、穴子、もみじ饅頭など、広島ならではの味覚が楽しめます。ここでは、広島グルメを満喫するためのガイドをお届けします。
広島風お好み焼き
広島を代表する料理といえば、やはりお好み焼きです。関西風との違いは、生地と具材を混ぜずに重ねて焼く「重ね焼き」スタイル。薄い生地の上にキャベツ、もやし、豚肉、そして中華麺を重ね、最後に卵でとじます。ソースの甘辛さと野菜のシャキシャキ感、麺のもちもち感が絶妙なハーモニーを奏でます。
お好み村は、複数のお好み焼き店が入るビルで、初めての方でも入りやすい雰囲気です。それぞれの店に個性があるので、何度か通って食べ比べるのも楽しみの一つ。地元の人に人気の店は、八丁堀や新天地周辺にも多くあります。昼時や夕食時は混雑するので、少し時間をずらすのがおすすめです。
お好み焼きを注文する際は、基本の「肉玉そば」から始めるのが定番。慣れてきたら、イカ天やエビ、チーズなどのトッピングを追加してみましょう。価格は1,000〜1,500円程度が相場です。
広島の牡蠣
広島県は日本一の牡蠣生産地で、全国シェアの約6割を占めています。瀬戸内海の穏やかな海と豊富なプランクトンが、ぷりぷりで濃厚な牡蠣を育てます。旬は11月から3月ですが、近年は夏でも食べられる岩牡蠣も人気です。
牡蠣の楽しみ方は多彩です。生牡蠣、焼き牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣の土手鍋、牡蠣めし、牡蠣のオイル漬けなど、さまざまな調理法で味わえます。宮島の表参道や広島市内の専門店では、焼き牡蠣を食べ歩きできます。
牡蠣小屋は冬季限定でオープンする店が多く、炭火で焼く牡蠣は格別の美味しさ。食べ放題のプランを提供する店もあり、牡蠣好きにはたまりません。宮島口周辺や草津周辺に人気の牡蠣小屋が点在しています。
穴子料理
宮島名物として知られる穴子は、広島市内でも広く楽しめます。穴子飯は、甘辛いタレで焼き上げた穴子をご飯の上にのせた郷土料理。ふっくらとした身と香ばしいタレの組み合わせは絶品です。宮島の老舗店が有名ですが、広島駅の駅弁としても購入できます。
穴子の刺身や天ぷら、白焼きなど、調理法によって異なる味わいを楽しめるのも魅力です。居酒屋では穴子の肝や骨せんべいなど、珍しい部位を提供する店もあります。
その他の広島グルメ
つけ麺:広島発祥の辛いつけ麺は、ピリ辛のつけダレに冷たい麺をつけて食べるスタイル。暑い夏でも食欲をそそります。辛さは調節可能なので、辛いものが苦手な方も安心です。
汁なし担々麺:広島で独自の進化を遂げた汁なし担々麺は、花椒の痺れと辣油の辛さが特徴。麺と具材をしっかり混ぜて食べます。八丁堀周辺に専門店が集まっています。
広島ラーメン:豚骨醤油ベースのあっさりとしたスープが特徴。コッテリ系のラーメンが苦手な方にもおすすめです。もやしがたっぷり入るのが広島スタイル。
瀬戸内の海鮮:鯛、タコ、小いわし、ままかりなど、瀬戸内海の新鮮な魚介類も見逃せません。刺身や寿司、天ぷらなど、さまざまな調理法で楽しめます。
絶対食べたい:広島名物
広島旅行で必ず味わっておきたい名物をランキング形式でご紹介します。これだけは外せない、というものばかりです。
第1位:広島風お好み焼き
広島に来たら絶対に外せないのがお好み焼きです。地元では「お好み焼き」と呼び、「広島風」という言い方はあまりしません。薄い生地に大量のキャベツ、そば(または、うどん)、豚肉、卵を重ねて焼き上げる独特のスタイルは、一度食べたら忘れられない味わいです。
店によってキャベツの切り方、麺の焼き加減、ソースの配合が異なり、それぞれに個性があります。鉄板に向かってカウンターで食べるのが広島流。目の前で焼き上がる様子を見ながら、熱々を頬張る幸せは格別です。
第2位:牡蠣料理
冬の広島といえば牡蠣。生で食べるのもよし、焼いて食べるのもよし、フライにしてもよし。濃厚でクリーミーな広島の牡蠣は、一度食べると他の産地のものでは物足りなくなるかもしれません。
土手鍋は味噌仕立ての鍋料理で、牡蠣の旨味が味噌と絶妙に絡み合います。シメに雑炊やうどんを入れれば、最後の一滴まで美味しくいただけます。
第3位:あなごめし
宮島名物として有名な穴子飯ですが、広島駅でも駅弁として購入できます。甘辛いタレで焼き上げた穴子がぎっしり敷き詰められた駅弁は、旅の思い出に最適です。温かい穴子飯を食べたいなら、宮島や市内の専門店へ。
第4位:もみじ饅頭
広島土産の定番中の定番。カステラ生地にこしあんを包んだ素朴なお菓子ですが、最近はチョコレート、クリーム、抹茶、チーズなど、バリエーションが豊富になりました。宮島の表参道では焼きたてを食べられる店もあり、外はサクッ、中はしっとりの食感が楽しめます。
揚げもみじも人気です。もみじ饅頭を天ぷらのように揚げたもので、外はカリカリ、中は熱々のあんが絶品。宮島で見かけたらぜひお試しを。
第5位:広島レモン
広島県はレモンの生産量日本一。国産レモンの約6割が広島産です。皮ごと食べられる安全・安心なレモンは、お土産としても人気があります。レモンケーキ、レモンサイダー、レモンラーメンなど、レモンを使った商品も豊富。お好み焼きにレモンを絞るのも、実は広島流の食べ方です。
番外編:地酒
広島は日本有数の酒どころでもあります。西条は灘、伏見と並ぶ三大銘醸地の一つ。軟水で仕込む広島の酒は、まろやかで口当たりの良い味わいが特徴です。賀茂鶴、白牡丹、酔心など、有名銘柄が揃っています。市内の居酒屋では地酒の飲み比べセットを提供する店も多いので、ぜひお試しを。
広島の裏技:地元民のアドバイス
広島をより深く楽しむための、ガイドブックには載っていない地元ならではの情報をお伝えします。
朝の平和記念公園がおすすめ
広島平和記念公園は、日中は修学旅行生や観光客で混雑します。しかし、早朝6時から7時頃は人も少なく、静かに散策できます。原爆ドームを背景に朝日が昇る光景は、言葉にできない感動があります。近くに宿泊するなら、ぜひ早起きして訪れてみてください。
路面電車を使いこなす
広島の路面電車は「広電」と呼ばれ、地元の足として親しまれています。1日乗車券(700円)を購入すれば、市内の移動がとても便利になります。宮島口までの乗り放題券(1,000円)もあり、宮島観光と組み合わせるならこちらがお得です。
路面電車は後ろから乗って前から降りるのが基本。運賃は均一区間と乗車距離で異なる区間があるので、乗車時に確認しましょう。ICカード(ICOCA、Suicaなど)も使えます。
お好み焼きの注文のコツ
お好み焼きを注文する際、「肉玉そば」が基本メニューです。「そば」を「うどん」に変更することもできます。麺の量は「ダブル」で増量可能。トッピングは、イカ天(イカの天ぷら)、ネギかけ、チーズなどが人気です。
食べ方にもコツがあります。鉄板の上で小さなヘラ(コテ)を使って切りながら食べるのが地元流。お皿に取り分けて箸で食べるのは観光客っぽいと思われるかもしれません。熱いうちに食べるのがベストなので、おしゃべりは焼きあがる前に済ませましょう。
穴場スポット
三瀧寺は観光客が少なく、静かに過ごせる穴場です。JR横川駅からバスで約10分、緑に囲まれた山寺で、心が洗われるような時間を過ごせます。特に紅葉の季節は美しいですが、混雑する宮島よりも落ち着いて紅葉狩りを楽しめます。
不動院も見逃せません。国宝の金堂は、広島市内で唯一、原爆の被害を免れた室町時代の建築物。観光客は少ないですが、歴史的価値は非常に高い場所です。
宮島観光のタイミング
宮島の大鳥居は干潮時と満潮時で全く異なる表情を見せます。干潮時は鳥居の下まで歩いて行け、満潮時は海に浮かぶ姿を眺められます。事前に潮汐表を確認し、両方の時間帯を狙って訪れるのがおすすめです。宮島に1泊すれば、両方の光景を見ることができます。
お土産は広島駅がベスト
お土産の購入は広島駅の「ekie」が便利です。もみじ饅頭、牡蠣関連商品、地酒、レモン商品など、広島土産が一堂に揃っています。新幹線に乗る直前でも購入できるので、旅行中は身軽に観光し、最後にまとめて買うのが賢い方法です。
交通・通信情報
広島へのアクセス
新幹線:東京から「のぞみ」で約4時間、新大阪から約1時間20分、博多から約1時間10分。広島駅は山陽新幹線の主要停車駅で、アクセスは非常に便利です。
飛行機:広島空港は市内から約50km離れた三原市にあります。羽田空港から約1時間20分、成田空港から約1時間30分、那覇空港から約1時間40分。空港からはリムジンバスで広島駅まで約45分、広島バスセンターまで約55分です。
高速バス:東京、大阪、福岡など各地から高速バスが運行しています。時間はかかりますが、料金を抑えたい場合の選択肢として有効です。夜行バスを利用すれば、朝から観光を始められます。
市内交通
路面電車(広電):広島観光の主役は路面電車です。広島駅から平和記念公園、原爆ドーム、紙屋町、八丁堀、宮島口まで、主要な観光スポットを結んでいます。運賃は市内均一区間が220円、宮島口までは280円。1日乗車券(700円)や宮島口までの1日乗車券(1,000円)がお得です。
バス:路面電車が通っていないエリアへはバスが便利です。広島バスセンター(紙屋町)が起点となり、市内各所へ路線が伸びています。
JR:呉や尾道、西条など郊外へはJRが便利です。広島駅を起点に、山陽本線、呉線、芸備線などが運行しています。
タクシー:市内は比較的タクシーがつかまりやすいです。初乗りは600円程度。広島駅、紙屋町、八丁堀周辺にタクシー乗り場があります。配車アプリも普及しています。
宮島へのアクセス
宮島口から宮島へはフェリーで約10分。JR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船の2社が運航しており、それぞれ15分間隔程度で出航しています。運賃は片道200円。JR西日本宮島フェリーでは、大鳥居に接近するルートを通る便があり、人気です。
広島港(宇品港)からも宮島行きの高速船が出ており、約25分で到着します。平和記念公園近くの元安桟橋からも宮島行きの船が出ており、川と海の両方を楽しめる観光ルートとして人気です。
通信環境
広島市内はWi-Fi環境が整備されています。広島駅、平和記念公園周辺、主要な観光施設では無料Wi-Fiが利用可能です。「HIROSHIMA FREE Wi-Fi」のSSIDを探してみてください。
携帯電話の電波は市内全域で良好です。宮島の弥山山頂付近など一部のエリアでは電波が弱くなることがありますが、観光に支障はありません。
決済手段
広島市内ではJCB、VISA、Mastercardなど主要なクレジットカードが広く使えます。電子マネー(Suica、ICOCA、楽天Edy、nanaco、WAONなど)やQRコード決済(PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイなど)も普及しており、現金を持ち歩かなくても大丈夫なほどです。ただし、お好み村の一部店舗や小さな個人店では現金のみの場合もあるので、いくらかの現金は持っておくと安心です。
広島はこんな人におすすめ:まとめ
広島は、さまざまな旅のスタイルに応えられる懐の深い街です。最後に、どんな人に広島旅行をおすすめしたいか、まとめてみました。
歴史を学びたい人:広島平和記念公園と広島平和記念資料館は、日本人として一度は訪れておきたい場所です。平和の尊さを改めて考える機会になるでしょう。
グルメを楽しみたい人:お好み焼き、牡蠣、穴子、もみじ饅頭と、広島ならではの味覚が満載。瀬戸内の海の幸や地酒も堪能できます。
世界遺産を巡りたい人:原爆ドームと宮島の厳島神社、2つの世界遺産を1つの旅で訪れることができます。
自然を満喫したい人:宮島の弥山登山、縮景園の日本庭園、しまなみ海道のサイクリングなど、自然を感じるスポットも豊富です。
アクセスの良さを重視する人:新幹線の停車駅で、市内は路面電車が便利。コンパクトにまとまった街なので、効率よく観光できます。
広島は、悲しい歴史を乗り越え、平和と復興の象徴として輝く街です。過去と向き合いながら、現代の広島の魅力を存分に味わってください。きっと心に残る旅になるはずです。