クスコヴォ荘園
クスコヴォ荘園は、18世紀のシェレメーチェフ伯爵の夏の別荘で、ロシア貴族の生活が保存された数少ない例の一つです。整形式庭園、あずまや、農奴劇場を備えた宮殿と公園のアンサンブルはモスクワのヴェルサイユと呼ばれました。
荘園の歴史
クスコヴォは16世紀からシェレメーチェフ家の所有でした。全盛期はピョートル・シェレメーチェフ伯爵(1713-1788)の時代で、彼は歓迎会や祝賀会のための壮大なアンサンブルを作りました。舞踏会、公演、花火が催され、最大3万人の客が集まりました。
宮殿
木造の宮殿は、保存されている18世紀ロシアの邸宅の稀な例です。初期古典主義様式のファサードの背後には、一連の儀式の間が隠れています。内装は絹の壁紙、絵画、時代の家具で飾られています。各部屋には独自の色と特徴があります。
公園とあずまや
並木道、花壇、彫刻、あずまやのある整形式フランス庭園です。グロット(洞窟)は荘園の宝石で、内部は貝殻と凝灰岩で装飾されています。イタリア館とオランダ館は18世紀の流行を示しています。エルミタージュは親密な夕食に使用されました。
グロット
ロシア・バロックのユニークな記念碑です。3つのホールは、貝殻、ガラス片、凝灰岩、石膏のパネルで装飾されています。貝殻の装飾は農奴の職人たちが約20年かけて作りました。これはロシアで唯一、元の装飾を保存している18世紀のグロットです。
