ビニャーレスは絵葉書そのもののキューバだ。緑の渓谷、雄大な石灰岩のモゴテ、タバコ畑、牛車に乗る農民たち。ハバナがリズムで、バラデロがビーチなら、ビニャーレスは静けさと自然。ここには別のキューバを求めてやってくる。
なぜ行くべきか
ビニャーレス渓谷はユネスコ世界遺産だ。建築ではなく、何世紀も変わらない独特の景観と伝統的な農法が評価されている。ここで世界最高のタバコが育つ——あの伝説的なキューバ産葉巻の原料だ。
リゾート観光の正反対。大型ホテルもアニメーターもない。小さな町とカサ・パルティクラル、そして周囲に広がる自然だけ。
アクセス
ハバナから:180km、車で約2時間半〜3時間。ビアスールバス約12〜15ドル、所要約4時間。
ハバナから日帰りタクシー(往復80〜120ドル)を使う人も多いが、少なくとも1泊はしたい。ビニャーレスはゆっくり姿を見せる場所だ。
タバコ農園
メインイベントはタバコ農園の訪問。農家が全工程を見せてくれる:植え付け、収穫(手摘み!)、専用の乾燥小屋での乾燥、葉巻の巻き方。
豆知識:収穫の90%は国に納めるが、残り10%は農家が観光客に直売できる。この手作り葉巻は工場製より上質なことが多い——より新鮮で安い。
農園ツアーはほとんどの観光に含まれている。個人で手配も可能——宿泊先のカサで聞けばいい。タバコのシーズンは11月から2月だが、乾燥小屋は年中稼働している。
洞窟
クエバ・デル・インディオ——最も人気がある。一部は徒歩、一部は地下川をボートで進む。やや観光地化しているが印象的。入場料約5ドル。
サント・トマス洞窟——本格的な洞窟探検愛好家向け。地下46kmのギャラリー、ラテンアメリカ最大級。ガイド必須。
もっと小さな野生の洞窟もある——地元の人に聞けば案内してくれる。
その他の楽しみ方
乗馬——ビニャーレスの定番。渓谷を3〜4時間、タバコ畑を抜け、農園と洞窟に立ち寄る。馬とガイド付きで15〜25ドル。
プレヒストリア壁画——岩壁に描かれた高さ120mの巨大壁画。奇妙に見える(恐竜?)がスケールに圧倒される。隣にジップラインもある。
ロス・ハスミネス・ホテル展望台——渓谷の絵葉書のような眺め。モヒートを片手に夕暮れ時に訪れたい。
自転車——周辺を自分で探索する素晴らしい方法。町でのレンタルは安い。
宿泊
ホテルはほぼなく、それが素晴らしい。ビニャーレス全体がカサ・パルティクラルで成り立っている。1室20〜30ドル、朝食込み、夕食は注文可。
ホストは情報の宝庫。どの農家を訪ねるべきか教えてくれ、馬を手配し、タクシーも頼める。純粋なキューバのおもてなし。
食事
小さな町なので選択肢は少ない。メインストリートにいくつかのパラダール。価格はどこも同じ:夕食8〜15ドル。
アドバイス:宿泊先のカサで夕食を頼もう。家庭料理はレストランより美味しいことが多く、量もたっぷり。
滞在期間
ハバナからの日帰り:駆け足だが、行かないよりまし。渓谷、農園1軒、洞窟1つは見られる。
1〜2泊:ベスト。主要なものを急がず見て回れる。
3泊以上:ハイキング、サイクリング、完全なリラックスを求める人向け。
実用的なアドバイス
——現金を用意(キューバ全土同様)
——洞窟や散策用の歩きやすい靴
——帽子と日焼け止め——日陰が少ない
——虫除け
——畑のタバコを見たいなら11月〜2月に
——インターネットはキューバ基準でも弱い