ホイアン
ホイアン2026:旅行前に知っておくべきこと
ベトナム中部の小さな港町ホイアンは、16世紀から17世紀にかけて国際貿易港として栄えた歴史を持ち、1999年にはユネスコ世界文化遺産に登録されました。日本人商人も多く暮らしたこの町には、今も来遠橋(日本橋)がその面影を残しています。黄色い壁の古い町並み、毎晩灯されるランタンの光、そしてベトナム屈指の美食の街として、ホイアンは世界中の旅行者を魅了し続けています。
2026年現在、ホイアンへのアクセスは格段に便利になりました。ダナン国際空港から車で約40分、成田・羽田・関西からダナンへの直行便も増便され、週末旅行も十分に可能です。物価は年々上昇傾向にありますが、それでも日本と比較すると非常にリーズナブル。5つ星リゾートでも1泊2万円台から宿泊でき、ローカルレストランでの食事は500円以下で楽しめます。
この記事では、実際にホイアンを何度も訪れた経験をもとに、エリア別の宿泊ガイド、ベストシーズン、具体的な旅程プラン、そして地元民から教わった裏技まで、日本人旅行者に特化した情報をお届けします。初めての方も、リピーターの方も、この記事を読めばホイアン旅行の計画が立てられるはずです。なお、ホイアンはJCBカードの普及率が比較的高く、主要なホテルやレストラン、お土産店では問題なく使用できますのでご安心ください。
ホイアンのエリアガイド:宿泊先選び
ホイアンは比較的コンパクトな街ですが、エリアによって雰囲気や価格帯が大きく異なります。旅のスタイルに合わせて、最適な宿泊エリアを選びましょう。
旧市街(Old Town):世界遺産の中心で暮らすように滞在
ホイアン旧市街は、ユネスコ世界文化遺産に登録された地区そのものです。黄色い壁の古い建物、毎晩灯されるランタン、そしてトゥボン川沿いの美しい景観。朝は地元の人々が太極拳をする姿を眺め、夜はランタンの光の中を散歩する。そんな贅沢な滞在が可能です。
このエリアの宿泊施設は、歴史的建造物を改装したブティックホテルが中心。1泊$80〜$200(約12,000円〜30,000円)程度が相場です。おすすめは、トゥボン川沿いに位置するホテルで、川を行き交う船やランタンの灯りを部屋から眺められます。ただし、週末や満月の夜(毎月旧暦14日)は非常に混雑し、騒がしくなることも。静かに過ごしたい方は平日の滞在がおすすめです。
注意点として、旧市街の多くの道路は日中バイク・車両通行禁止。大きなスーツケースを持っての移動はやや大変です。また、古い建物のため、エレベーターがないホテルも多いので予約時に確認しましょう。
カムフォー(Cam Pho):地元の暮らしを体験するローカルエリア
旧市街の北側に広がるカムフォー地区は、観光客向けの開発が進んでいない、本来のベトナムの暮らしが残るエリアです。朝市の喧騒、路地裏の屋台、地元の人々との交流。観光地化されていないリアルなホイアンを体験したい方におすすめです。
宿泊施設は家族経営のゲストハウスやホームステイが中心で、1泊$20〜$50(約3,000円〜7,500円)とリーズナブル。英語が通じにくい場面もありますが、それもまた旅の醍醐味です。旧市街まで徒歩10〜15分程度でアクセスでき、自転車があればさらに便利。ホイアンの多くのホテルは自転車を無料で貸し出しているので、積極的に活用しましょう。
アンホイ(An Hoi):川向こうのトレンディエリア
トゥボン川を渡った南側のアンホイ地区は、ここ数年で急速に発展したエリアです。おしゃれなカフェやバー、モダンなレストランが集まり、欧米人旅行者に人気があります。旧市街の対岸という立地は、夜景撮影のベストスポットでもあります。
宿泊施設は、モダンなブティックホテルから手頃なゲストハウスまで幅広く、1泊$40〜$120(約6,000円〜18,000円)程度。旧市街へは橋を渡って徒歩5分程度。夜になると川沿いにナイトマーケットが立ち、賑やかな雰囲気を楽しめます。ただし、週末の夜は音楽が遅くまで鳴り響くことがあるので、静かに過ごしたい方は川から離れた場所を選びましょう。
カムチャウ(Cam Chau):コスパ重視の穴場エリア
旧市街の東側に位置するカムチャウ地区は、観光客にはあまり知られていない穴場エリアです。田んぼが広がるのどかな景観の中に、クオリティの高いホテルが点在しています。1泊$25〜$70(約3,750円〜10,500円)と、旧市街の半額以下で同等のサービスを受けられることも。
旧市街まで自転車で10分程度。静かな環境でゆっくり過ごしたい、でも観光にも便利な場所がいい、という方に最適です。特に長期滞在や、子連れファミリーにおすすめ。プール付きのホテルも多く、観光の合間にリゾート気分も味わえます。
ビーチエリア(An Bang / Cua Dai):海沿いのリゾートステイ
アンバンビーチやクアダイビーチ周辺は、ホイアンのビーチリゾートエリアです。白い砂浜、透明度の高い海、そしてビーチフロントのレストランやバー。街の喧騒から離れて、のんびりとしたビーチライフを楽しみたい方におすすめです。
高級リゾートホテルが多く、1泊$150〜$400(約22,500円〜60,000円)が相場。5つ星リゾートでは、プライベートビーチ、スパ、プール、複数のレストランなど、充実した施設が整っています。旧市街まではタクシーで15分程度、または自転車で25〜30分。多くのリゾートでは旧市街への無料シャトルバスを運行しているので、予約時に確認しましょう。
ただし、11月〜2月は海が荒れることが多く、遊泳禁止になることも。ビーチ目的の場合は、3月〜9月がベストシーズンです。
ホイアン旅行のベストシーズン
ホイアンの気候は、大きく乾季と雨季に分かれます。それぞれの季節の特徴を理解して、旅行計画を立てましょう。
乾季(2月〜8月):観光のベストシーズン
2月から8月にかけては乾季で、特に3月〜5月がベストシーズンとされています。気温は25〜35度、湿度も比較的低く、観光に最適な気候です。海も穏やかで、ビーチアクティビティも存分に楽しめます。
6月〜8月は気温が35度を超える日もあり、日中の観光はやや過酷。この時期は早朝や夕方以降の観光がおすすめです。ただし、日本の夏休みシーズンと重なるため、航空券やホテルの価格は上昇傾向にあります。
雨季(9月〜1月):台風と洪水に注意
9月から1月は雨季で、特に10月〜11月は台風シーズン。この時期は激しいスコールが頻繁に降り、時に旧市街が冠水することもあります。2024年には大規模な洪水が発生し、旧市街の道路が膝上まで水に浸かりました。
ただし、雨季でも終日雨が降り続くことは稀で、スコールの合間には晴れ間も。この時期は観光客が少なく、ホテル料金も30〜50%オフになることが多いため、天候リスクを承知の上であればお得に旅行できます。傘やレインコートは必須です。
ランタン祭り(満月の夜)
毎月旧暦14日の満月の夜には、旧市街でランタン祭りが開催されます。電灯が消され、無数のランタンとロウソクの灯りだけが街を照らす幻想的な光景は、ホイアン観光のハイライト。川にはランタンを灯した小舟が浮かび、伝統音楽の演奏やパフォーマンスも行われます。
2026年の主なランタン祭りの日程は、2月12日、3月13日、4月12日、5月11日、6月10日、7月9日、8月8日、9月6日、10月6日、11月4日、12月4日(いずれも旧暦14日に相当)。この日はホテル料金が20〜30%上昇し、レストランも予約が困難になるため、早めの手配をおすすめします。
テト(旧正月):1月下旬〜2月上旬
ベトナム最大の祝日であるテト(旧正月)の時期は、多くの店舗やレストランが休業します。2026年のテトは1月29日(旧暦1月1日)。この前後1週間は、ホイアンも普段と異なる雰囲気になります。観光客向けの施設は営業していることが多いですが、ローカルな店は閉まっていることも。ただし、テト期間中の旧市街は特別な飾り付けがされ、独特の雰囲気を楽しめます。
ホイアン旅程:3日間〜7日間
ホイアンは見どころが凝縮されたコンパクトな街。3日間あれば主要スポットは押さえられますが、のんびり過ごすなら5〜7日間がおすすめです。
3日間モデルコース:初めてのホイアン完全制覇
1日目:旧市街を徒歩で巡る
- 8:00 - 旧市街の中心、グエンタイホック通りを散策開始
- 8:30 - 来遠橋(日本橋)を見学。朝は観光客が少なく、写真撮影に最適
- 9:00 - 福建会館(Phuc Kien Assembly Hall)を見学。中国系移民の歴史を知る
- 10:00 - タンキーの家(Tan Ky Old House)を訪問。200年の歴史を持つ商家
- 11:00 - セントラルマーケット(Hoi An Central Market)で地元の食材や生活用品を見学
- 12:00 - ランチはカオラウ・リエン(Cao Lau Lien)でホイアン名物のカオラウを
- 14:00 - 暑い時間帯はカフェで休憩。おすすめはReaching Out Tea House(聴覚障害者が運営する静かなカフェ)
- 16:00 - ホイアン手工芸村(Hoi An Handicraft Village)でランタン作り体験
- 18:00 - トゥボン川沿いでサンセットを眺める
- 19:00 - ディナーはモーニンググローリー(Morning Glory)でベトナム料理を堪能
- 20:30 - ナイトマーケットを散策、ランタンボートに乗船(約$3〜5 / 450〜750円)
2日目:郊外の世界遺産と村を巡る
- 6:00 - 早朝出発でミーソン遺跡へ(車で約1時間)。朝一番は観光客が少なく、涼しい
- 6:30 - ミーソン遺跡到着。チャンパ王国のヒンドゥー教寺院群を見学
- 9:00 - 遺跡内でチャム族の伝統舞踊公演を鑑賞
- 10:00 - ホイアンへ戻る途中、タンハー陶器村に立ち寄り
- 11:00 - 陶器作り体験(約$5〜10 / 750〜1,500円)
- 12:30 - ランチはトラクエ(Tra Que)野菜村のレストランで。有機野菜のベトナム料理
- 14:00 - トラクエ野菜村で農業体験、または自転車で田園風景を楽しむ
- 16:00 - ホテルに戻りプールサイドで休憩
- 18:30 - ディナーはリトルファイフォー(Little Faifo)で創作ベトナム料理
- 20:30 - アンホイのバーでカクテルを楽しむ
3日目:ビーチとクッキングクラス
- 7:00 - 早朝にセントラルマーケットで食材の買い出しを見学
- 8:30 - クッキングクラスに参加(約$30〜50 / 4,500〜7,500円、所要4時間)
- 12:30 - クッキングクラスで作った料理でランチ
- 14:00 - アンバンビーチへ移動(自転車で約20分、タクシーで10分)
- 14:30 - ビーチでのんびり。ビーチベッド利用は飲食オーダーで無料の店が多い
- 17:00 - ビーチサイドのレストランでシーフードディナーとサンセット
- 19:00 - 旧市街に戻り、最後の散策とお土産購入
- 21:00 - ルーフトップバーからホイアンの夜景を眺めて旅の締めくくり
5日間モデルコース:ゆったりホイアン満喫
3日間コースに加えて、以下を追加。
4日目:チャム島日帰りツアー
- 7:30 - クアダイ港からスピードボートでチャム島へ(約30分)
- 8:30 - チャム島到着。シュノーケリング、ダイビング、または島内散策
- 12:00 - 島のレストランでシーフードランチ
- 14:00 - ビーチでのんびり、または二度目のシュノーケリング
- 16:00 - ホイアンへ帰港
- 18:00 - マッサージで疲れを癒す(1時間$10〜20 / 1,500〜3,000円)
- 20:00 - 旧市街のレストランでディナー
ツアー料金:$25〜50(約3,750〜7,500円)、シュノーケリング・ランチ込み
5日目:バイマウ竹林とサイクリング
- 7:00 - 早朝サイクリングで田園地帯へ
- 8:00 - バイマウ(Bay Mau)竹林ツアー。小舟で水路を巡る幻想的な体験
- 10:00 - カムタン村(Cam Thanh)の伝統的な漁村を散策
- 12:00 - ローカル食堂でブンチャーカー(魚のすり身麺)のランチ
- 14:00 - テーラーショップでオーダーメイド服の採寸・注文
- 16:00 - スパで全身トリートメント(2時間$40〜80 / 6,000〜12,000円)
- 19:00 - 最後のディナーは少し奮発してザ・フィールド(The Field)でコース料理
7日間モデルコース:ホイアンとダナンを満喫
5日間コースに加えて、以下を追加。
6日目:ダナン日帰り観光
- 8:00 - ダナンへ移動(車で約40分)
- 9:00 - 五行山(マーブルマウンテン)を登山。洞窟寺院と絶景を楽しむ
- 11:30 - ダナンのミーケビーチ沿いでシーフードランチ
- 13:30 - ダナン大聖堂、ハン市場を見学
- 15:00 - ロン橋(ドラゴンブリッジ)周辺を散策
- 17:00 - バナヒルズへ移動(車で約40分)
- 17:30 - ゴールデンブリッジ(巨大な手の橋)でサンセット
- 20:00 - ホイアンに戻り、軽めのディナー
7日目:のんびり最終日
- 8:00 - 最後の朝食は、路上のバインミー屋台で
- 9:00 - オーダーメイドした服の受け取り、最終調整
- 10:00 - 旧市街で最後のお土産ショッピング
- 12:00 - お気に入りのレストランで最後のランチ
- 14:00 - 空港へ向けて出発(ダナン空港まで約40分)
ホイアンのグルメガイド
ホイアンは、ベトナム屈指のグルメタウンとして知られています。名物料理から屋台グルメ、そして洗練されたファインダイニングまで、あらゆる味覚を満足させてくれます。
屋台・ストリートフード($1〜3 / 150〜450円)
ホイアンの屋台グルメは、安くて美味しいのが魅力。セントラルマーケット周辺や、旧市街の路地裏に多くの屋台が出ています。
- バインミー・フンフン(Banh Mi Phuong):世界的に有名なバインミー屋。アンソニー・ボーデンが絶賛した店として知られる。1個約$1.5(225円)。朝7時から行列ができるので早めに。住所:2B Phan Chau Trinh
- ホワイトローズ屋台:セントラルマーケット内の屋台で、出来立てのホワイトローズ(エビ蒸し餃子)が食べられる。1皿約$1(150円)
- チェー屋台:ベトナム風ぜんざいのチェーは、旧市街のあちこちで売られている。暑い日の休憩に最適。1杯約$0.5〜1(75〜150円)
ローカル食堂($2〜5 / 300〜750円)
地元の人が通う食堂は、観光客向けレストランより安くて本格的な味が楽しめます。
- カオラウ・リエン(Cao Lau Lien):カオラウ専門店。地元民も認める名店で、カオラウ1杯$2(300円)前後。住所:87 Tran Phu
- ミークアン・オンハイ(Mi Quang Ong Hai):ミークアン(汁なし麺)の名店。ターメリックの黄色い麺が特徴。1杯$2(300円)前後。住所:6A Truong Minh Luong
- コムガー・バー・ブオイ(Com Ga Ba Buoi):ホイアン風チキンライスの老舗。ふっくらとしたご飯とジューシーなチキンが絶品。1皿$2.5(375円)前後。住所:22 Phan Chu Trinh
中級レストラン($8〜20 / 1,200〜3,000円)
観光客向けながら、クオリティの高い料理とサービスを提供するレストラン。エアコン完備で快適に食事できます。
- モーニンググローリー(Morning Glory):ホイアン料理の定番レストラン。カオラウ、ホワイトローズ、ミークアンなど名物料理が一通り揃う。予約推奨。住所:106 Nguyen Thai Hoc。1人$10〜15(1,500〜2,250円)
- リトルファイフォー(Little Faifo):創作ベトナム料理の人気店。川沿いのテラス席が雰囲気抜群。住所:55 Tran Phu。1人$12〜18(1,800〜2,700円)
- ボンホンチャン(Bong Hong Trang):白い薔薇の意味を持つ店名。ホワイトローズの元祖ともいわれる名店。住所:533 Hai Ba Trung。1人$8〜12(1,200〜1,800円)
- ミスリー(Miss Ly):カオラウの名店として地元でも評判。落ち着いた雰囲気で食事できる。住所:22 Nguyen Hue。1人$8〜15(1,200〜2,250円)
ファインダイニング($30〜80 / 4,500〜12,000円)
特別な日のディナーや、ベトナム料理を極めたい方におすすめの高級レストラン。
- ザ・フィールド(The Field):田んぼを眺めながら、洗練されたベトナム料理を楽しめる。サンセットの時間帯が特におすすめ。コース$40〜60(6,000〜9,000円)
- マンゴールームズ(Mango Rooms):ベトナム料理と西洋料理の融合。川沿いの景色とともに楽しむディナーは格別。1人$30〜50(4,500〜7,500円)
- ナム・ダニエル(Nam Dani):モダンベトナム料理の新星。シェフおまかせコースが人気。1人$50〜80(7,500〜12,000円)
カフェ($2〜5 / 300〜750円)
ホイアンのカフェ文化も見逃せません。ベトナムコーヒーはもちろん、おしゃれなカフェも多数。
- リーチングアウト・ティーハウス(Reaching Out Tea House):聴覚障害者が運営するカフェ。注文は紙に書いて行い、静寂の中でお茶を楽しむユニークな体験。住所:131 Tran Phu
- ロースタリー(The Roastery):自家焙煎のスペシャリティコーヒーが楽しめる。ベトナムコーヒーとは一味違う味わい。住所:155 Tran Phu
- フェーバ・チョコレート(Feva Chocolate):ベトナム産カカオを使ったチョコレートショップ併設のカフェ。チョコレートドリンクが絶品。住所:23 Tran Phu
必食!ホイアン名物料理
ホイアンには、ここでしか食べられない独自の名物料理があります。滞在中にぜひ試していただきたい10品をご紹介します。
1. カオラウ(Cao Lau)
ホイアンを代表する麺料理。太くてコシのある麺、チャーシュー、ハーブ、そしてカリカリに揚げたライスペーパーがトッピングされています。独特の食感と風味は、ホイアンの井戸水と特殊な灰汁でしか出せないといわれ、ホイアン以外では本物のカオラウは食べられないとされています。汁なしで、タレを絡めて食べるスタイル。価格は$2〜3(300〜450円)程度。
2. ホワイトローズ(White Rose / Banh Bao Vac)
白いバラのように美しい蒸し餃子。透明なライスペーパーの中にエビのすり身が入っており、揚げニンニクとネギ油がかけられています。実は、ホイアンでホワイトローズを作っているのは1軒の家族だけで、すべてのレストランがここから仕入れています。ボンホンチャン(Bong Hong Trang)で本家の味を。価格は1皿$2〜4(300〜600円)程度。
3. ミークアン(Mi Quang)
ホイアンを含むクアンナム省の名物麺。ターメリックで黄色く染めた幅広の麺に、エビ、豚肉、ウズラの卵、ピーナッツ、ハーブがのっています。スープは少なめで、混ぜて食べるスタイル。ゴマせんべいを砕いて入れるのがローカル流です。価格は$2〜3(300〜450円)程度。
4. コムガー・ホイアン(Com Ga Hoi An)
ホイアン風チキンライス。シンガポールやタイの海南チキンライスとは異なり、ターメリックで黄色く色づけされたご飯に、細かく裂いたチキン、玉ねぎのピクルス、香草がトッピングされています。パパイヤサラダやスープが付くことも。価格は$2〜4(300〜600円)程度。
5. バインミー・ホイアン(Banh Mi Hoi An)
ベトナム全土で食べられるバインミーですが、ホイアンのバインミーは特に有名。パリッとしたフランスパンに、パテ、チャーシュー、野菜、ハーブ、チリソースが挟まれています。バインミー・フンフン(Banh Mi Phuong)は世界的に有名な名店。価格は$1〜2(150〜300円)程度。
6. ブンチャーカー(Bun Cha Ca)
魚のすり身団子が入った麺料理。ホイアンは海が近いため、新鮮な魚を使った料理が豊富です。あっさりとしたスープに、ふわふわの魚団子、米麺、ハーブが入っています。朝食に食べる地元民も多い。価格は$2〜3(300〜450円)程度。
7. バインバオ・バインヴァック(Banh Bao Banh Vac)
ホワイトローズとセットで提供されることが多い、揚げワンタンのような料理。カリカリの皮の中に豚肉の餡が入っており、甘酸っぱいタレにつけて食べます。ホワイトローズとの組み合わせセットは$4〜6(600〜900円)程度。
8. チェー・ホイアン(Che Hoi An)
ベトナム風ぜんざい。ホイアンのチェーは特に種類が豊富で、豆、タピオカ、ゼリー、フルーツなど、様々なトッピングから選べます。暑い日にはかき氷スタイルのチェー・ダー(Che Da)がおすすめ。価格は$0.5〜1(75〜150円)程度。
9. バインセオ(Banh Xeo)
ベトナム風お好み焼き。黄色いパリパリの生地の中に、エビ、豚肉、もやしが入っています。レタスやハーブで包み、ヌクチャム(甘酸っぱいタレ)につけて食べます。ホイアンのバインセオは小ぶりで、おやつ感覚で食べられます。価格は$2〜4(300〜600円)程度。
10. ホイアン・クラフトビール
最後は料理ではありませんが、ホイアンのクラフトビールシーンも見逃せません。Hoi An BreweryやBeer Academyでは、地元で醸造されたクラフトビールが楽しめます。ベトナムの大手ビールとは一味違う、個性的な味わいをお試しください。1杯$3〜5(450〜750円)程度。
ホイアンの裏技:地元民のアドバイス
ガイドブックには載っていない、地元の人や長期滞在者から教わったホイアンの裏技をご紹介します。
1. 旧市街のチケットは必須ではない
ホイアン旧市街の入場チケット(120,000ドン / 約720円)は、特定の観光スポット(古い家屋、博物館、会館など)への入場券がセットになっています。しかし、旧市街を歩くだけならチケットなしで自由に散策できます。特定のスポットに入りたい場合のみ購入すればOK。チケットチェックは以前より緩くなっていますが、主要スポット入口では確認されることがあります。
2. 自転車は無料で借りられる
ホイアンの多くのホテルでは、宿泊客に自転車を無料で貸し出しています。予約時や到着時に確認しましょう。旧市街はコンパクトなので徒歩でも回れますが、ビーチや郊外の村へ行くには自転車が便利。電動バイクのレンタルもありますが(1日約$8〜10 / 1,200〜1,500円)、旧市街は日中バイク通行禁止なので注意。
3. Grabを活用する
東南アジアの配車アプリ「Grab」はホイアンでも使えます。タクシーより安く、料金が事前に確定するので安心。ダナン空港からホイアンまでGrabCar(4人乗り)で約350,000〜400,000ドン(約2,100〜2,400円)が相場。ただし、空港では到着ロビーを出て少し離れた場所からの乗車になります。GrabBike(バイク後部座席に乗るスタイル)は短距離移動に便利で、さらに安価です。
4. 満月の夜は早めの夕食を
毎月の満月の夜(ランタン祭り)は、旧市街が非常に混雑します。人気レストランは予約なしでは入れないことも。この日は17時頃の早めの時間帯に夕食を済ませ、その後ゆっくりランタン祭りを楽しむのがおすすめ。または、アンホイ側から旧市街を眺めるのも良い方法です。
5. テーラーは複数店で比較を
ホイアンはオーダーメイド服の街として有名。しかし、品質と価格は店によって大きく異なります。1軒目で決めずに、複数店で生地や仕立ての説明を聞いてから決めましょう。おすすめは、地元の人も利用するような、派手な看板のない小さなテーラー。観光客向けの大きな店より、丁寧な仕事をしてくれることが多いです。スーツ1着$80〜200(12,000〜30,000円)、ワンピース$30〜80(4,500〜12,000円)が相場。
6. 朝5時の市場が面白い
セントラルマーケットは観光客で賑わう日中より、地元の人々が買い物をする早朝5〜6時が最も活気があります。新鮮な魚介類、肉、野菜が並び、値段交渉する地元民の声が飛び交う。早起きできたら、ぜひ体験してみてください。ただし、この時間帯は写真撮影は控えめに。
7. ランタンボートは交渉で
川に浮かぶランタンボートは、旧市街のあちこちで乗船できます。公式料金は1人50,000ドン(約300円)程度ですが、観光客には高めの料金を提示されることも。「50,000 dong, okay?」と最初に確認してから乗りましょう。ボートに乗る際にランタン(花灯籠)も購入できます(10,000〜20,000ドン / 60〜120円)。川に流すと美しいです。
8. 雨季の洪水対策
10〜11月の雨季には、旧市街が冠水することがあります。この時期に訪れる場合は、ビーチサンダルか、濡れてもいい靴を持参しましょう。地元の人は洪水に慣れているので、レストランもカフェも通常営業していることが多いですが、床が水浸しの中での食事になることも。
9. スパは旧市街外がお得
旧市街内のスパは観光客価格で高め。カムチャウ地区やビーチ方面のスパは、同等のサービスで30〜50%安いことも。ボディマッサージ60分で$10〜15(1,500〜2,250円)が相場。日本と比べると格安なので、毎日通っても良いくらいです。
10. 夜は蚊対策を
ホイアンは川沿いの街なので、蚊が多いです。特に夕方以降は虫除けスプレーが必須。日本の虫除けでも効果はありますが、現地のものの方が強力。コンビニや薬局で「Soffell」などのブランドが買えます。長袖・長ズボンの着用も効果的です。
11. クッキングクラスは複数社を比較
ホイアンのクッキングクラスは非常に人気がありますが、内容と価格は様々。マーケットツアー付き、農村訪問付き、作る料理の数など、プログラムを比較して選びましょう。おすすめはRed Bridge Cooking School、Thuan Tinh Island、Morning Glory Original。半日コースで$25〜50(3,750〜7,500円)が相場です。
12. チップは不要だが喜ばれる
ベトナムではチップの習慣はありませんが、良いサービスを受けたら少額のチップを渡すと喜ばれます。レストランで10〜20,000ドン(60〜120円)、マッサージで30〜50,000ドン(180〜300円)程度が目安。日本円やUSドルでの支払いも受け付けてくれることが多いです。
交通・通信情報
日本からホイアンへのアクセス
ホイアンには空港がないため、最寄りのダナン国際空港(DAD)を利用します。
直行便
- 成田〜ダナン:ベトナム航空、ベトジェット、バンブーエアウェイズが運航。約5時間30分。往復$400〜700(約60,000〜105,000円)
- 羽田〜ダナン:ベトナム航空が運航。約5時間30分
- 関西〜ダナン:ベトナム航空、ベトジェットが運航。約4時間50分
- 中部〜ダナン:ベトジェットが運航。約4時間40分
- 福岡〜ダナン:ベトナム航空が運航。約4時間
乗り継ぎ便
ハノイまたはホーチミン経由でダナンへ。乗り継ぎ時間にもよりますが、所要時間は8〜12時間程度。直行便より安いことが多く、往復$300〜500(約45,000〜75,000円)程度から。
ダナン空港からホイアンへ
タクシー / Grab
最も便利な方法。空港から約40〜50分、料金は350,000〜500,000ドン(約2,100〜3,000円)。Grabを使えば事前に料金が確定するので安心。空港のWiFiでGrabアプリを起動し、ピックアップポイントを設定しましょう。
ホテル送迎
多くのホテルが有料または無料の空港送迎を提供しています。予約時に確認を。料金は$15〜25(約2,250〜3,750円)程度が相場。
シャトルバス
空港からホイアン行きのシャトルバスも運行。料金は110,000ドン(約660円)程度と格安ですが、所要時間は1時間以上かかることも。時間に余裕がある場合向け。
ホイアン市内の交通
徒歩
旧市街はコンパクトなので、徒歩での観光が基本。主要スポットは30分圏内に収まっています。
自転車
ホテルで無料貸し出しがある場合が多い。レンタルする場合は1日30,000〜50,000ドン(約180〜300円)程度。
電動バイク
1日$8〜10(約1,200〜1,500円)でレンタル可能。国際免許があれば運転できますが、ベトナムの交通事情は日本と大きく異なるため、運転経験がない方にはおすすめしません。旧市街は日中バイク通行禁止。
Grab / タクシー
アプリで呼べるGrabが便利。旧市街〜ビーチで約50,000〜80,000ドン(約300〜480円)。
SIMカード・通信
ホイアンでは、主要キャリア(Viettel、Vinaphone、Mobifone)のSIMカードが空港やコンビニで購入できます。
おすすめプラン
- 7日間・5GB:約$5(750円)
- 30日間・15GB:約$10(1,500円)
- 30日間・無制限:約$15(2,250円)
ダナン空港の到着ロビーにSIMカード販売カウンターがあります。パスポートを提示すれば、その場でSIMを挿入して開通してくれます。日本で事前にeSIMを購入しておく方法も便利です。Airaloなどのサービスで、ベトナム用eSIMを事前購入できます。
WiFi事情
ホイアンの大半のホテル、カフェ、レストランで無料WiFiが利用できます。速度も概ね良好で、ビデオ通話も問題なくできることが多いです。
便利なアプリ
- Grab:配車、フードデリバリー。ベトナム旅行必須アプリ
- Google Maps:ナビゲーション。オフラインマップをダウンロードしておくと便利
- Google翻訳:カメラ翻訳でメニューや看板を読める。ベトナム語は発音が難しいので、テキストを見せるのが確実
- XE Currency:為替レート確認。ベトナムドンは桁数が多いので計算が大変
- Klook / KKday:ツアーやアクティビティの予約。日本語対応で便利
両替・支払い
通貨
ベトナムドン(VND)。2026年2月現在、1円 ≒ 165 VND程度。ゼロが多くて混乱しがちですが、ざっくり「1,000ドン = 6円」と覚えておくと便利。
両替
日本円からの両替は、ダナン空港や、ホイアン旧市街の両替所で可能。レートはホイアン市内の宝石店や両替所の方が空港より良いことが多いです。
クレジットカード
中〜高級レストラン、ホテル、大きなお土産店ではクレジットカードが使えます。VISA、Mastercardが最も普及しており、JCBも主要な観光地では使用可能。ただし、屋台やローカル食堂、小さな商店は現金のみが基本。最低でも1日あたり500,000ドン(約3,000円)程度の現金を持ち歩くことをおすすめします。
ATM
旧市街にもATMは多数あり、国際キャッシュカードやクレジットカードで現金を引き出せます。1回あたりの引き出し上限は2,000,000〜5,000,000ドン(約12,000〜30,000円)程度。手数料は1回あたり30,000〜55,000ドン(約180〜330円)程度。
ホイアンはこんな人におすすめ:まとめ
ホイアンは、様々なタイプの旅行者を満足させてくれる懐の深い街です。
歴史・文化好きの方には、ホイアン旧市街の古い町並み、来遠橋をはじめとする歴史建造物、そしてミーソン遺跡のチャンパ王国の遺産が待っています。
グルメ好きの方には、カオラウ、ホワイトローズ、ミークアンなど、ここでしか食べられない名物料理の数々。クッキングクラスで自分で作る体験も。
ビーチリゾート派の方には、アンバンビーチでの穏やかな海水浴とビーチサイドでのんびりする時間を。
クラフト・ショッピング好きの方には、オーダーメイドの服、ランタン、陶器、シルク製品など、職人の技が光るお土産を。タンハー陶器村では実際に作る体験もできます。
写真好きの方には、黄色い壁とランタンが織りなすフォトジェニックな風景。特に満月の夜のランタン祭りは、一生の思い出になる光景です。
ハノイやホーチミンのような大都市の喧騒とは異なる、穏やかで美しい時間がホイアンにはあります。歴史と美食と文化が凝縮されたこの小さな街で、あなただけの旅の思い出を作ってください。

